【コウチュウ目】 カブトムシ亜目 カミキリムシ科

カミキリムシ科


北海道から九州の山地で見られる体長15mm前後のカミキリムシの仲間で、赤みを帯びた黒色で羽には白い線状の模様があります。模様は漢字の「火人」と読めるような形をしています。
クヌギコナラなどのブナ科の植物やイロハモミジなどに寄生します。

体長10mm前後の小さなカミキリムシで灰色の背中に黒い模様があります。
成虫はクリクヌギコナラの葉の上や花にいるのを見かけます。
トゲヒゲトラカミキリとよく似ています。

体長12mm前後のハナカミキリの仲間で褐色の羽の中央に黒い筋があり、側面にも黒い斑紋があります。
白い花の上で見ることが多いようです。

ブナ林で見つけた体長20mm前後のカミキリムシ。
前羽はデコボコしていて硬く、お尻の方でV字型になっているのが特徴です。後羽は退化していて飛べないそうです。

黒い体に白い斑点のある体長30mm前後のカミキリムシです。雌よりも雄の方が触角は長く、雄は体長の1.7~2倍程度、雌は1.2倍程度です。
ミカンイチジクの生木に孔をあけて食害を与えるため果樹農家には嫌われます。
最近海外でも盆栽が人気らしいのですが盆栽に着いた本種がヨーロッパで広がり多くの害を与えているようです。

北海道から九州の山地に見られる体長10mm前後のカミキリムシの仲間です。頭部と胸部は黒く胸部背面中央には白い筋があり、羽は錆茶色で白い斑点があります。
ガマズミサルナシリョウブなどの葉を食べます。

体長14mm前後の中型のカミキリムシの仲間で黒地に白または黄褐色の模様が入っています。
背の中央には十字架模様があり、肩には中央からわきへ斜めの筋が入りますが途中で模様が途切れる個体もあります。

体長7mm前後の小型のカミキリムシの仲間で全体に黒っぽく、前羽に黄褐色の筋が入り、足の付け根も黄褐色です。

ゴマフカミキリのなかでやや茶褐色がかっている種でもともとは南方(台湾など)に生息していたもののようです。

体長10mm前後で頭部と胸部は黒く、前羽は黒いタイプと赤茶色のタイプがいます。羽には光沢が無く名前の由来となっています。成虫は花に訪れることが多いカミキリムシの仲間です。

体長10mm前後の小さなカミキリムシの仲間で、灰色に黒い虎しま模様があり、体は細いのが特徴です。
クリカエデなどの花の蜜を食べます。写真はコデマリにいたものです。
似たものにエグリトラカミキリがいます。

体長8mm程度になる小さなカミキリムシの仲間で、全体に茶褐色で前羽の上部が途中から白くなっており、表面はゴツゴツしています。白い部分にM字模様が見えます。ドクダミの茎にとまっていました。

体長7mm前後の小さなカミキリムシの仲間で全体に黒褐色で羽の両脇に白く縁取られた黒くて楕円形の斑紋があります。
よく似たヨコモンヒメハナカミキリは標高の高い針葉樹林帯以上に、本種は標高の低い里山からブナ帯に済み分けています。
カマツカの花粉を食べていました。

黒褐色でやや丸い体形のカミキリムシで、片のトゲと触角の節が目立つ種です。
広葉樹などの樹液を吸い、捕まえるとキイキイ鳴きます。

体色はオレンジ色で頭部と羽の側面および後ろ足付け根が黒、体長8mmから13mm前後のカミキリムシに仲間で、ヨモギヒヨドリバナなどのキク科の植物につきます。触角は全体にオレンジ色での付け根の1節は黒。

紅色に黒い斑紋のあるカミキリムシでタブノキの葉柄や樹皮を食べます。

体長20mm前後の薄ピンクのカミキリムシの仲間で、羽の先端がとがっており弓矢の端部のような形をしています。また、胸部左右にとげ状の突起があります。
羽の真ん中付近にはハの字を逆さにしたような黒い模様が入っています。

花の上にいるのをよく見かける小型のカミキリムシで、黒地にオレンジ色の横筋が入っ手います。
体の色、足の長さ、飛んでいる姿などアシナガバチによく似ているかもしれません。

黒地に白からクリーム色の斑紋のある小型のカミキリムシで西日本に生息します。
カラムシの一変種のRamieの名にちなんで命名されています。
もともとはアジア大陸東部に生息しており、Ramieと一緒に入ってきたものと考えられています。