ハチ目 ミツバチ科

ミツバチ科
体や足に長い毛があり、花粉や蜜を集めて巣に蓄え、子育てをする。ズングリした体形のものが多い。
女王蜂を中心に社会を形成するものと単独行動の種がある。

全身を濃い毛で覆われた体長20mm程度のハチです。
野原で花にとまって足に花粉団子をつけているのを見かけます。
メスは黒くて尾の先がオレンジ色ですが、オスはまったく異なりクリーム色をしています。
ただ、濃い毛が生えているのは雌雄共通ですね。

蜂蜜を採取するため飼育されるヨーロッパ産のミツバチです。
ニホンミツバチに比べ、体は黄色みを帯びており、やや大きめです。
ゲンゲフジノイバラニセアカシアなどありとあらゆる花々から蜜や花粉を集めて回り、後ろ足に花粉ダンゴをつけているのをよく見かけます。
結構おとなしい性格ですが、天敵のオオスズメバチなどがおそってくると多数で取り囲んで防衛します。

黄褐色の毛が生えた体長12~20mm程度のマルハナバチの仲間で、尾部先端は黒い。野山で足に花粉団子をつけて飛び回っているのを見かけます。

セイヨウミツバチに比べ体がやや小さく黒味を帯びた日本古来の種です。
樹木の洞などに巣を作り蜜や花粉を集めて生活しますが、同じ場所にあまり長く住み着かないようです。
宮崎県の山村ではスギの芯をくりぬいて作ったものに板などでふたをした巣箱を見かけることもあります。