ヨコバイ亜目 アブラムシ科

アブラムシ科


バラ科の植物に付く体長2mm前後の緑色のアブラムシで、黒い触角は体長と同じくらい長く、お尻には黒い棒状の突起が2本生えています。頭部は赤みを帯びています。
ノイバラなどによく付いています。

カンゾウユウスゲなどにつくアブラムシの仲間で幼虫は始め白く、次第にオレンジ色になってきます。
有翅成虫は濃いオレンジ色になります。

コウゾリナノゲシの仲間に付くアブラムシで体色は赤く、体長2mm前後、触角が長いのとお尻に2本の黒い突起があるのが特徴です。

ササ類に付く粉を吹いたような白いアブラムシの仲間で葉の裏にびっしり付いていることがあります。知らずにこれが付いているササをつかむとべったりと油(体液)が付くことになります。
日本産では唯一の肉食蝶ゴイシシジミのえさになることもよく知られています。

セイタカアワダチソウにつく北米産のアブラムシで赤茶色をしており、体長4mm前後とアブラムシの中では大きい方です。
春と秋に多く、セイタカアワダチソウの茎が赤く見えるほどたくさん付いていることがあります。

別名ソラマメフクレアブラムシ。
春から初夏にかけてカラスノエンドウなどのソラマメの仲間に発生する体長2mm前後の緑色のアブラムシです。足や触角は黒味を帯びています。

ニラニンニクなどのネギの仲間に付くアブラムシで体色は黒く、体長2mm前後。
成虫有翅型の羽は半透明で黒い縞模様が入ります。

ハギ類に付くアブラムシでひげが長くお尻に黒くて太い突起が2本飛び出ています。

体長2mm前後の緑色に白い粉をふくアブラムシの仲間で、冬季はモモウメアンズなどに一次寄生し、春から夏はヨシに二次寄生します。