オサムシ亜目 ハンミョウ科

ハンミョウ科


体長12mm前後の小さなハンミョウの仲間で、体色は全体に暗い銅色で白い斑紋があります。前羽の頭部よりに2つの黒い斑紋があるのが一般的なようですが、この個体には黒い斑紋はありません。
おなか側から側面にかけて白い短毛が目立ちます。
本州以南に分布し、河川敷や田の畦などやや湿った場所に生息するようです。

単にハンミョウと呼ぶこともあります。
青や緑、オレンジなどのまだら模様が美しいコウチュウです。
山道を歩いているとよく出会う昆虫で、目の前からさっと飛び立って2,3m先に止まるといった行動を何回か繰り返し、道案内をしてくれているような錯覚に陥ります。
肉食性で結構怖い顔をしています。
写真はミミズと格闘していているハンミョウですが、手に負えないと思ったのかあきらめて見送っていました。
背中には横方向に赤い模様が入るのが一般的ですが、まれに赤色が発色せず緑色になる個体がいます。

ナミハンミョウが派手な色をしているのに対してこちらは枯葉のような色をしています。
春から初秋にかけて山道などのやや涼しい場所で見かけます。